☆予防☆
2019.11.06
11月になりました
暑さも落ち着き、やっと過ごしやすくなってきましたね
でもこれから寒さが増してくる季節になります
体調には十分注意して行きましょう
過ごしやすい季節は、ワンちゃんやネコちゃんと一緒にお出かけする機会も
増えてくるのではないでしょうか
そこで重要になってくるのが、ノミ・マダニ予防です
ノミやマダニが寄生することで様々な病気を運んでくる可能性があります
その中の一つで近年話題になっているのが重症熱性血小板減少症候群(SFTS)です。
人はSFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれ、感染することがほとんどであるとされています。
主な症状は発熱と消化器症状で、重症化すると死亡することもあります
2017年に厚生労働省から「重症熱性血小板減少症(SFTS)に係わる注意喚起」が出されました。
その中で飼育されているワンちゃんやネコちゃんの血液や便からSFTSウイルスが検出された事例があったこと、体調不良のネコちゃんに咬まれた人がSFTSを発症し死亡した事例、新たにSFTSを発症したワンちゃんから人に感染したとする事例が確認されていたという報告があったのです。
これらは、希な事例であり健康なワンちゃんやネコちゃんから人がSFTSウイルスに感染するリスクがないと考えられ、過剰に心配する必要はないとされています。
それでもやはり、大事なのは予防しておくことです
予防薬を使用するとともに、健康状態の変化にも日頃から注意しておくことが大切です。
そしてもし、マダニの寄生を見つけてもけして潰したり、無理にとったりしないで下さい。
マダニの体液とともに病原体が注入されたり、マダニの一部が皮膚内に残ると、化膿することがあるので注意しましょう
ご心配な時は当院へお知らせ下さい
大切なワンちゃん、ネコちゃんそしてご家族のためにも今一度、予防について見直してみましょう
看護師 世良