避妊・去勢手術

Castration
麻酔や痛みに配慮した
手術で、
大切な家族の負担を
最小限に。
避妊・去勢手術
一般的に、性成熟を迎える前に手術を行うことが推奨され、健康面・行動面での利点に加え、飼い主の負担も軽減されることがあります。
望まない繁殖を防ぐだけでなく、性ホルモンに関連する病気を予防し、発情期特有の問題行動を抑制するなどの多くのメリットがあります。
避妊手術・去勢手術について
避妊・去勢手術はいつ行ったら
いいの?

一般的に、性成熟に達する前が適期と言われています。
ワンちゃんもネコちゃんも男の子は8ヶ月齢以降、女の子は6か月齢以降を目安に手術の案内をしております。発情徴候の出現には個体差があり、早い子もいれば遅い子もいます。また、ワンちゃんの場合は犬種によっても大きく変わります。
そのため、正確な手術の適期については診察を受けていただきご相談ください。
避妊・去勢手術を行う必要が
あるのか?
避妊・去勢手術には、メリットとデメリットがあり、双方を考慮した上で行う必要があります。
当院では、繁殖を考えていない場合はメリット・デメリットをご理解いただいた上で、避妊・去勢手術をおすすめしております。
避妊手術・去勢手術の
メリット・デメリット
Merit望まれない交配による
妊娠を避ける

オスとメスが同居されている環境下で妊娠を望まない場合は、手術は必須と言えます。
いつの間にか・・・では、母子の健康や安全な出産を守ることが困難になります。
Merit性ホルモンに関連した
問題行動を抑制する
性ホルモンに関連した問題行動を抑制する
- 男の子:攻撃性、スプレー・マーキング行動、マウンティング行動、雄猫ではケンカによるウイルス感染の可能性を軽減できます。
- 女の子:発情徴候(犬では外陰部からの出血、猫では鳴き声など)が認められなくなります。
ワンちゃんもネコちゃんの健康と幸せのために検討する価値は高く、発情期が始まる前に動物病院に相談することが重要です。
Merit生殖器疾患および
性ホルモンに関連した疾患を
予防する
避妊・去勢は望まない妊娠の防止だけでなく、ワンちゃんもネコちゃんの性ホルモンに関連した病気を抑制し、健康を維持し、寿命を延ばすことにつながります。
- 男の子:前立腺肥大、精巣腫瘍、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫
- 女の子:子宮蓄膿症、乳腺腫瘍(*)、子宮・卵巣腫瘍、偽妊娠
乳腺腫瘍
女の子のワンちゃんの乳腺腫瘍の場合、平均発生年齢は10~11歳で発生率は全腫瘍の約30%と腫瘍の中では比較的多い方です。ただし、避妊手術により乳腺腫瘍の発生率を軽減できることが報告されています。
~避妊手術(卵巣摘出)による乳腺腫瘍の発症率の違い~
初回発情前に手術を行った場合:約0.5%
1回目発情後で2回目発情前に手術を行った場合:約8%
2回目発情後に3回目発情前に手術を行った場合:26%
初回と一回目の発情前に避妊手術を行うとかなりの確率で乳腺腫瘍を予防できます。
Demerit全身麻酔が必要
(麻酔のリスク)
避妊・去勢手術には全身麻酔が必要となるため、体質や持病によってはリスクが伴います。近年の麻酔は安全性が高まっていますが、まれに合併症を起こすこともあります。
事前に健康診断を実施したり、場合によっては血液検査、レントゲン検査結果なども考慮し、手術を受けていただきます。どうしても不安な場合は検査を受けてみましょう。加齢も麻酔リスクにつながりますので、若く元気なうちに手術を受けることも大切な要因となります。
Demerit肥満
手術後はホルモンバランスが変化し、基礎代謝が低下するため太りやすくなる傾向があります。
また性ホルモンは食欲を抑えるはたらきもあるため、術後は欲しがるままに食餌を与えてしまうと、肥満につながります。しかしこの点いついては飼い主様の理解と意識によって防ぐことができます。
適切な食事管理と運動を心がけることで、肥満を防ぐことが可能です。日々の生活習慣を整えることが健康維持につながります。
Demerit尿失禁
特に雌犬では、加齢とともにホルモンバランスの変化が影響し、尿失禁がみられる場合があります。発生率は高くはありませんが、日常生活で不便を感じることもあります。症状が出た際には、内服薬などで治療ができます。
Demerit縫合糸の
アレルギー反応
ごくまれに、体質により使用した縫合糸に対して体が反応し、炎症やしこりが生じることがあります。ほとんどの場合は経過観察や処置で改善しますが、重度の場合は縫合糸の除去が必要になることもあります。異常を感じた際は早めの受診をおすすめします。

