あっという間に……
2018.12.27
12月ですね
寒さも日に日に増しています
体調管理には充分気をつけて行きましょう
これからの時期、注意したいのが風邪です
インフルエンザの予防接種を受けた方も多いのではないでしょうか
風邪は正式には「かぜ症候群」といって、上気道(鼻や喉)の急性炎症の総称です。
原因のほとんどはウイルスによるもので、症状としては、鼻水・鼻づまり・喉の痛み・咳・痰などの呼吸器症状の他に、発熱・頭痛・全身倦怠感(だるさ)・食欲不振などの全身症状など、これら全てまたはいくつかの症状を呈するもので、検査をしても顕著な異常は無く、多くは1週間程で自らの免疫力により治るようです。
ワンちゃんやネコちゃんに人と同じような風邪はありません。
しかし、似た症状を示す病気があります。
ワンちゃんの場合、ウイルス感染が原因で発症する呼吸器感染症のひとつに、
ケンネルコフがあります。別名、犬伝染性気管支炎といい、症状としては発熱や咳など
人の風邪と同じような症状をひきおこします。
ネコちゃんの場合は、目やにと鼻水、くしゃみなどの症状を起こす、
猫ウイルス性鼻気管炎があります。
これは猫のインフルエンザと呼ばれるほど、人の風邪に症状が似ています。
猫カリシウイルス感染症と混合感染することが多く、併発した場合は「ウイルス性呼吸器感染症」と呼ぶこともあります。
ワンちゃんやネコちゃんの風邪のような症状は感染症ですので、
症状のある子と接触させない事が大切です〇
また、ストレスや体力の低下は症状が出やすくなりますので生活環境や栄養状態にも配慮しましょう。
さらに、飼い主さんも他の動物と触れ合った際には手を洗うようにして下さい。
そして、何より定期的にワクチンの追加接種を行うことで感染の予防、症状の緩和が期待できます
最愛の家族であるワンちゃんやネコちゃんの健康管理を万全にするためにも
今一度、見直してみましょう
2018年も残すところわずかとなりました。
いつもご来院頂きありがとうございます
新しい年も皆様にとって良い年であることを心から願っています
2019年もおがわ動物病院を宜しくお願い致します。
看護師 世良