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クリスマス・お正月の犬の誤飲誤食対策|症状と救急対応まとめ

2024.12.24

クリスマス・お正月の犬の誤飲誤食対策|症状と救急対応まとめ

 

クリスマスやお正月などのイベントシーズンは普段と違う食べ物や飾り付けが増えるため、犬にとって誤飲誤食のリスクが高まる時期です。また、おいしそうな料理やデザート、ラッピングのリボン、小物など、予想外のものを口にしてしまうことも少なくありません。誤飲誤食は犬の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、事前にしっかりと対策をしておくことが大切です。

 

今回はクリスマスやお正月の犬の誤飲誤食対策について、注意が必要なものや予防方法、緊急時の対応などをご紹介します。

 

 

■目次
1.犬の誤飲誤食で特に注意すべきもの
2.初期症状:早期受診の重要性
3.予防対策と日常の注意点
4.万が一の時に備える
5.よくある質問(Q&A)
6.まとめ

 

 

 

犬の誤飲誤食で特に注意すべきもの

食べ物のリスク

人間にとってはおいしいものでも、犬には有害となる食べ物が多くあります。特に注意が必要な食材は以下が挙げられます。

 

<ぶどうやレーズン>
少量でも腎不全を引き起こす可能性があります。

 

<チョコレート>
チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインは、犬の心臓や中枢神経(脳など)に悪影響を及ぼします。

 

<タマネギやネギ類>
赤血球を破壊して貧血を引き起こします。加熱しても食べられません。

 

季節特有のもの

これからの時期はクリスマスツリーのオーナメントやお正月の飾り、リボンなど、細々としたものに注意が必要です。犬が興味を示してうっかり誤食すると、腸閉塞や窒息に繋がる可能性があります。

 

 

また、特に注意したいのは、例えばフルーツタルトを食べてしまい中にぶどうが入っていたり、肉の煮汁をあげたつもりがタマネギも含まれていたりなど、思わぬ形で有害なものを与えてしまうケースです。

 

 

イベントや来客が多い時期はどうしても慌ただしくなり、犬への注意が疎かになりがちです。このような時期だからこそ、飼い主様はいつも以上に気を配ることが大切です。

 

 

 

初期症状:早期受診の重要性

もし、犬が有害なものを誤飲誤食してしまった場合、以下のような初期症状が現れることがあります。

 

・嘔吐や下痢
・食欲不振
・元気がない、ぐったりしている

 

これらの症状が軽度に見えても、放置することで命に関わる状態に進行する可能性があります。特に中毒性のある物質や鋭利なものなど、腸閉塞の恐れがある物を飲み込んだ場合、迅速な対応が求められます

 

 

また、食べた直後であれば、動物病院で薬を使用して吐かせることも可能なケースがあります。軽症だから様子を見るのではなく、早めの受診を心がけましょう。

 

 

予防対策と日常の注意点

誤飲誤食のリスクは、日常生活の工夫や管理によって防ぐことができます。以下のポイントを参考に対策を講じてください。

 

<危険物の管理>

中毒性のある食べ物や薬、洗剤などは犬の届かない場所に保管しましょう。また、ゴミ箱は蓋付きのものや、犬が触れられない場所に置くと安心です。

 

<拾い食いを予防するしつけ>

「待て」や「はなせ」といった指示に従うように日頃からしつけを行い、散歩中などの拾い食いを防ぎましょう。

 

<家族全員での意識共有>

食べ物や飾り付けの管理について、家族全員でルールを共有することが大切です。
また、普段食べ慣れない犬用ケーキや特別なおやつを与える際も注意が必要です。急な食べ物の変更で下痢や嘔吐を引き起こす場合もあるため、様子をよく観察しましょう。

 

 

万が一の時に備える

誤飲誤食が発覚した場合、獣医師に伝えるべき情報を整理しておきましょう。

 

<食べたもの>
何を食べたのかを正確に把握しておきましょう。

 

<量と時間>

どのくらいの量をいつ食べたのかを記録しておきましょう。

 

<症状>

嘔吐や下痢、元気の有無など、見られる症状を具体的に伝えましょう。

 

 

また、かかりつけの動物病院の診療時間を事前に確認し、万が一に備えて緊急時の病院もリストアップしておくと安心です。

 

 

よくある質問(Q&A)

Q:散歩中にタバコの吸い殻を食べてしまったけど大丈夫?

A:タバコには犬にとって非常に有害なニコチンなどの化学物質が含まれています。中毒症状につながる恐れがあるため、すぐ動物病院を受診してください。

 

Q:他の犬の排泄物を食べてしまったけど大丈夫?

A:急激な症状が出ることは稀ですが、排泄物を介して寄生虫感染のリスクがあります。念のため動物病院に相談しましょう。

 

Q:人間用の常備薬を食べてしまったけど大丈夫?

A:薬の種類によっては命に関わるケースもあります。食べてしまった薬の成分名などが分かるように実物を持参し、すぐに動物病院を受診してください。

 

 

まとめ

年末年始は、多くの動物病院が休診になるため、万が一の際には救急病院を利用せざるを得ないことがありますが、その場合、費用が高額になることも少なくありません。そのため、かかりつけの動物病院の営業日や診療時間を事前に確認し、緊急時の対応を把握しておくことが大切です。

また、「症状が軽いから大丈夫」と放置せず、営業時間中に早めに相談・受診することで、不安を解消し安心して過ごせるようにしましょう。

 


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