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暑い季節に増加する犬と猫の消化器疾患に要注意!

2024.07.10

暑い季節に増加する犬と猫の消化器疾患に要注意!

 

暑い季節は人間だけでなく犬や猫も体調を崩し、さまざまな病気にかかりやすくなります。特にこの時期は熱中症が多く見られることが知られていますが、実は消化器疾患もよく発生します。

 

今回は暑い季節に増加する犬と猫の消化器疾患について、その理由や予防法などをご紹介します。

 

 

■目次
1.なぜ暑い季節に消化器疾患が増加するのか
2.予防やご家庭での注意点
3.まとめ

 

 

なぜ暑い季節に消化器疾患が増加するのか

なぜ暑い季節に消化器疾患が増えるのか、疑問を持つ飼い主様も多いと思いますが、主に以下が原因で消化器疾患が起こります。

 

気温上昇による消化器疾患

気温が上昇すると熱中症予防のため、エアコンやその他の冷房機器の使用が増えますが、涼しい温度に設定しすぎると、体が冷えてしまい胃腸の働きが悪くなることがあります。また、暑さ対策で水を一気にたくさん飲むことにより、下痢や軟便を引き起こすことがあります。

 

 

脱水・食欲低下

暑い季節は水分補給が追いつかず、脱水症状を起こしやすくなります。同時に、食欲が低下することで栄養の摂取が困難になります。それにより、胃腸の動きをさらに悪化させ、結果的に悪循環に陥ることがあります。

 

 

食中毒リスクの増加

暑い時期は、フードの保管が適切にできていない場合に細菌が繁殖し、犬や猫が食中毒を引き起こすリスクが高まります。特にウェットフードはドライフードと比べると、傷みやすいため、保存方法には十分な注意が必要です。また、除草剤や保冷剤を誤食してしまうケースも多いので注意しましょう。

 

 

細菌・寄生虫の繁殖

高温多湿の環境はダニやカビの繁殖に適しています。そのため、飲み水は1日に2回以上は新鮮なお水に交換するようにしましょう。また、田んぼが近くにある場合、誤ってカエルを口にしてしまい、カエルに寄生している寄生虫が犬や猫にも寄生してしまうケースもあります。

 

 

 

 

 

予防法やご家庭での注意点

犬や猫の種類によって快適と感じる環境は異なりますが、一般的に温度は25〜28℃、湿度は45〜65%が理想とされています。
そのため、ご家庭では、愛犬や愛猫に適した温度管理を心がけるようにしてください。

 

ほかにも、食器を衛生的に管理することも重要です。暑い季節は細菌が繁殖しやすいため、食器をこまめに洗浄しましょう。

 

 

 

まとめ

暑い季節は、犬や猫にとってもさまざまな健康リスクが増える時期です。
今回、ご紹介した消化器疾患を引き起こす問題について十分に注意を払い、愛犬や愛猫と快適で楽しい夏を過ごしましょう。

 

また、暑さにより、食欲がなくなる、下痢や嘔吐をするといった症状が見られた場合は、速やかに動物病院を受診しましょう。

 

 

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