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うさぎは骨折しやすい?骨折したときの対処法を解説!

2023.06.29

うさぎの骨折

 

うさぎの骨は軽く繊細で、体重のうち骨の重さが占める割合は、犬や猫が13~14%なのに対して、うさぎは7%しかなく、骨折を起こしやすい動物です。
ここでは、うさぎの骨折について解説します。

 

 

■目次
1.骨折の原因
2.骨折の症状
3.骨折の診断方法
4.骨折の治療方法
5.骨折の予防
6.まとめ

 

骨折の原因

 

うさぎの骨折は、以下のようなケースでよく発生します。

・抱っこしているときに暴れて、飼い主さんの胸元から落下したとき
・物の上に登り、そこから飛び降りたとき
・ケージと壁の隙間に足が挟まったり、カーペットに爪をひっかけたりしたとき
・爪切りや仰向けの抱っこが嫌で、抵抗して空中で激しく空蹴りをしたとき
・飼い主さんの不注意で踏まれたり、蹴られたりしてしまったとき
・うさぎがパニックになり暴れたとき


うさぎは骨折しやすいので、飼い主さんがスキンシップを取る際は丁寧に行うようにし、うさぎをケージから出している際は、うさぎの動向を注意深く見ておきましょう。


 

骨折の症状

一般的に、うさぎでは以下の部位での骨折が多くみられます。

      うさぎで骨折が発生しやすい部位

 

四肢の骨折では、足を浮かせて使わない、歩き方がいつもと違う、などの症状が確認されます。
しかし、指先などの軽微な骨折では、症状が現れにくいため注意が必要です。


また、
脊椎や骨盤の骨折では、神経を損傷してしまい、下半身の麻痺や排尿障害が生じる場合もあります。
さらに、うさぎはストレスに弱いため、骨折のストレスで食欲が低下し、胃腸障害や肝不全につながる可能性もあるため、骨折しないよう注意が必要です。

 


骨折の診断方法

うさぎの骨折は、問診身体検査X線検査により診断します。
基本的にはX線検査により診断をしますが、うさぎの性格によってはX線撮影時にパニックを起こし、他の部位の骨折を招く恐れがあるため、指など細部の骨折では触診だけで骨折を判断する場合もあります。

 


骨折の治療方法

総合的にみて手術が必要と判断された場合には、ピンやプレートを使って骨を正しい位置に整復し、固定する手術を行います。


うさぎ以外の骨折治療においては、ギプスや包帯で骨折部位を固定することは非常に有効ですが、
うさぎは固定することで動きづらさを招き、逆にストレスをかかえる可能性があるため、うさぎの性格を考慮した上で選択することが大切です。


軽い骨折の場合や、上のような手術や固定ができない場合には、ケージ内のみで過ごさせ(行動制限をして)、自然に治癒するのを待ちます。

うさぎは、骨が多少ずれてくっついてしまっても生活の質にはほぼ影響はなく、自然治癒が選択されるケースは多いです。

 


骨折の予防

まず、抱っこはできるだけ飼い主さんが座った状態で行い、むやみに仰向けで抱っこはしないようにしましょう
次に、ケージと壁に隙間ができないよう適切な大きさのケージ選びが大切です。


さらに、飼い主さんがうさぎを踏んだり蹴ったりする事故が起きないよう、
ケージから出している時には、うさぎの動向を注意深く見ておきましょう


最後に、うさぎは物をつたって上に登ることがあるため、物の配置に注意した環境作りも非常に重要です。


まとめ

今回は、うさぎの骨折について解説しました。
うさぎの骨折では程度によっては麻痺が残ったり、排泄障害になったりと、生涯にわたって介助が必要となるケースもあります。
そのため、骨折をさせないよう細心の注意を払いながら、うさぎとの日常生活を送りましょう。

 

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