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ごあいさつ&犬の熱中症について

2022.06.27

初めまして、昨年おがわ動物病院の一員になりました看護師の四ノ宮と申します。今回が初めてのブログ投稿です。よろしくお願いいたします

 

梅雨に入り、これからじめじめ蒸し暑い日が続くなあと思っていたら、あっという間に梅雨明けの報道が⁉️先日6/25(土)には群馬県伊勢崎市で最高気温が40.2℃というびっくりするような値が観測されました!どうやら6月で気温が40℃以上になったのは観測史上初めてのことだそうです。その日は休日で外出していたのですが、肌に突き刺さるような日差し☀️で真っ赤に日焼けしてしまいました

 

 

さて、今回は外出する機会も多い犬の熱中症についてお話ししたいと思います。

 

犬の熱中症は体温が41℃以上でけいれんや意識障害など中枢神経症状が起きている場合を言うことが多く、この状態は私たちヒトの熱中症の分類でみると最重症であるⅢ度と同等になるそうです!熱中症は体が熱くなって苦しいだけでなく、呼吸困難や臓器不全などを生じて、死に至る疾患です。動物病院に来る時には重症になっていることも多いようですので、言葉が話せない分、こちらから気にかけて熱中症にならないよう予防していきたいですね

 

熱中症の発生原因は気象条件動物の運動などの状況犬種や体型などが関係していると言われています。犬は体から発汗しない代わりにハッハッと舌を出しパンティングをして熱を気道から蒸散させて体温調節をしています。打ち水をした時に熱いアスファルトから水が蒸発し気化熱として熱を奪うのと同じ効果です。しかし高温・高湿度な環境だとその効果も無くなってしまいます…。パグやフレンチブルドッグなどの短頭種や肥満により喉周りに脂肪がついていると気道からの蒸散の妨げとなり熱中症の発症リスクが高くなりますので要注意です

 

 

そこで私たちができる予防方法をいくつか挙げてみました。

 

◆炎天下でのお散歩や運動は避ける

 (熱中症だけでなく熱されたアスファルトやマンホールで肉球が火傷してしまう危険があります)

◆毛が長いまたは密な場合はサマーカットにしてさっぱり

◆旅行など長距離のお出かけ時はしっかり水分補給させ、休憩をとる

◆肥満な子はダイエットに挑戦

 (※体重・食事管理のご提案もできますので、お気軽にご相談ください。)

 

すでに心掛けて下さっている飼い主様も多いと思いますが、基本的な事こそ大切だと思います少しでも参考になってくれたら幸いです。

 

 

一緒に暑い夏を乗り越えましょう!

 

 

看護師 四ノ宮

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